2007年01月07日

模型:宇宙の騎士テッカマン

タツノコプロの「宇宙の騎士テッカマン」はスペースオペラ的SF作品でした。作中の地球は、人類自らの手で環境汚染が進み居住不可能となりつつある世界でした。この為、宇宙開発センターは他恒星系へ脱出を計る目的でリープ航法(ワープ航法と同意)の研究に取り組んでいる最中でしたが、さらに折り悪しくも宇宙人「ワルダスター」が攻めて来るのでした。
父親をワルダスターに殺された主人公の南城二は、たまたま宇宙開発センター局長から与えられたロボット・ペガスに備え付けられていた装置を使用して、運良くテッカマンに変身する事が出来、ワルダスターと戦うのでした(この辺りかなりご都合主義ですが、リアルな絵柄が説得力を与えてます、笑)。
テッカマンは、特殊な体質の持ち主だけが成れる一種の強化人間で、細胞を一時的に強化された体に装甲と武器を付けた状態をそう呼ぶ様です。劇中では、誘拐されて洗脳された地球人の子供の一人がやはりたまたまテッカマン化可能体質で、主人公とテッカマン同士で戦うと言う挿話がありました。

主人公の南城二は父を宇宙人に殺された経緯で前半は非常に異星人全般を憎んでおり、城二が所属するスペースナイツと呼ばれるチームに加わったサンノー星人のアンドロー梅田(もちろん偽名と思われるが、流石異星人、凄いセンスです)との衝突を横糸に、ワルダスターからのリープ航法の奪取を縦糸に、なかなかハードな物語が綴られます。
演出面で素晴らしかったのが、宇宙空間での殺陣でした。テッカマン自身が推進能力を持たない事を考慮していたり、無重量空間で投げたら何処までも飛んで行ってしまう槍を鞭で回収したり等、非常にSFマインドを擽る物でした。
そう言う意味ではスペースナイツが駆る宇宙船ブルーアース号も、地上から衛星軌道への離脱はレール式加速ブースターを使い、軌道上に待機する宇宙空間用エンジンユニットと合体するという、非常に格好良い演出でした。

番組自体は余り視聴率に恵まれ無かった様で、本来の放映本数前に打ち切りとなり、ラストは「この後どうなるんだ?」と非常に思わせぶりな盛り上がりシーンで終ります。

しかしヒロインの天知ひろみは後に16才と言う設定年齢を聞いてビックり。だって凄く化粧がケバいんですもん、親の顔が見てみたい(あっ天知局長か、笑)。

放映中はナカジマ製作所からトイが、ニットーからプラモデルが発売されていました。

合金トイはテッカマン、ペガス、ブルーアース号、ガニラ(敵のロボット)なんて所が出ていた覚えがあります。何れも割とまともな出来だったかと。特にガニラは出来が良さそうでしたが、人気も無くて何時までもお店で売れ残ってました。
あとジャンボマシンダー的な大きなトイでもテッカマン、ペガス、ブルーアース号なんかが出ていたと思いますが、ブルーアース号の宇宙用の赤い円筒パーツが糸電話に成っていたのはショックでした(笑)。

プラモデルではテッカマン、ペガス、ブルーアース号(本体のみ)、ブルーアース号(合体版=光子ロケットの商品名)や、50円版では他にランボス(敵の宇宙人)なんかも出てました。こちらもそれ程売れなかったのか結構後まで売れ残ってたと思います。私もブルーアース号は欲しかったのですが、ゼンマイが嫌で当時は買わず、大分後にそれでもと売れ残りの単体版を買ってます。

 TKMN_BE.JPG

でも結構良い出来なのに驚き。こんな事なら光子ロケット版も買えば良かったなぁ。

その他所有ではミクロマンのシリーズで出たもの。

 TKMN_Micro.JPG

ミクロマン素体にプロポーションが引っ張られていますが、良く動くので良しとしましょう。


後年「宇宙の騎士テッカマンブレード」と言う作品が制作されていますが、これはテッカマン=強化人間と言うアイデアだけを流用した全くの別作品でした。
地球軌道に建設された軌道リングが、ラダムと呼ばれる異星生命体に占拠された未来、さらに地表にもラダムは侵略を始めていました。ラダムは人間を遺伝子改造してテッカマンと呼ばれる先兵として利用していましたが、Dボウイと呼ばれる記憶を失った青年は、何故かラダムに意志を奪われる事無くテッカマンに変身する事が出来、テッカマン同士の壮絶な戦いが繰り広げられます(実は後半はあまり見てません、笑)。

放映時にはバンダイからプラモデルが何種か発売されていました。

 TKMB_TKMBLD1.JPG TKMB_TKMBLD4.JPG
 TKMB_TKMBLD.JPG

当時流行った非常にトゲトゲしたデザインで旧テッカマン以上に中に人が入っているとは思えないシルエットです。武器は槍や鞭が旧テッカマンに習っていますが、ボルテッカは額では無く肩が開いて発射されます。

番組後半では、命を懸けてブラスターと呼ばれるパワーアップ形態に変身します。

 TKMB_TKMBLS.JPG

輪を掛けたトゲトゲデザインに正直ゲッソリでしたが…。

敵テッカマンからもエビルが発売されていましたが、私はスルーしてます。
後半では、人類がテックシステムを解析して作り上げたパワードスーツ的なソルテッカマンも登場し、こちらも模型化されています。

 TKMB_TKMSOL1.JPG TKMB_SOLTKMN.JPG

まるでロボット的シルエットで全然強化服に見えないのが残念でした。


旧テッカマンは現在ヤフー動画で無料視聴出来るみたいです。
ブレードも最後までちゃんとみたいなぁ。
posted by FyunchClick at 17:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 模型:アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああ、またテッカマンブレードのペガスの発売中止のことを思い出してしまった。ぶつぶつ。

しかし、当時から感じていたのですが、テッカマンブレードとレイバーの零式って似てますよね。
あと、ブラスターブレードとレイバーのグリフォンも似ているよぉ〜。
Posted by 牛乳屋 at 2007年01月07日 23:41
> テッカマンブレードとレイバーの零式って似てますよね

言われてみれば確かに。で、ちょっと調べてみたらどちらも佐山善則氏がデザインなんですね(ちょっとは芸風変えろよ、笑)。
グリフォンは出淵裕氏ですが、零式はそれに似せたんでしょうね。でブラスターで先祖帰りした…そう言えばグリフォンの元ネタはブラックオックスだと言うのを聞いた事あります。
Posted by FaianchCha at 2007年01月08日 09:23
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